元気になれるまで

読んだ本の紹介とか ネタバレあり

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夏草の賦

新装版 夏草の賦 上下巻 セット文藝春秋Amazon長曾我部元親の物語。 昔は今より増して、生まれた地で人生が決まる。 国が統一されて、ずいぶんましになったんだろう。 それでも、考えて行動しなくなったら、人はだめになるんだと書きたかったのかな、と思う。

終りなき夜に生れつく

終りなき夜に生れつく (クリスティー文庫)作者:アガサ ・クリスティー,矢沢 聖子早川書房Amazonめちゃくちゃ面白くて、あっという間に読めた。 主人公が犯人て…と思ったけど、それを上回る衝撃。 エリーはマイクが自分を愛していないことを知っていたけど、…

つばめ

小説 つばめ作者:ジェームス三木日本放送出版協会Amazonこれだから戦争はだめだ。 人間は愚かで、集まると恐ろしい。 でもひとりでは寂しい。

峠 最後のサムライ

役所広司さんは声がよく通るし、風格があっていいな。 松たか子さんは奥さんより娘くらいの年齢差では、と思ったけど、そこは役者の力量があったのでクリア。 あの時代の礼儀作法とか、建物などの雰囲気が分かったし、ガトリング砲が見られた。 継之助と松蔵…

平家物語 犬王の巻

平家物語 犬王の巻 (河出文庫)作者:古川日出男河出書房新社Amazon映画を見たので原作本を読んでみました。 音楽と動きは、映画の方が強く感じられるのは当たり前だけど、言葉は本の方が強い。 「馴染みの物語の、新鮮な(物珍しい)題材」が大衆にうける、と…

新源氏物語 露ふかき宇治の恋

新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(下)(新潮文庫)作者:田辺 聖子新潮社Amazon春のめざめは紫の巻 新・私本源氏 (集英社文庫)作者:田辺聖子集英社Amazon薫の物語、宇治編。 どうなるのかハラハラしながら読んで、薫と浮舟が結ばれて終わりかと思ってたら、そう…

草原の記

草原の記 (新潮文庫)作者:遼太郎, 司馬新潮社Amazon大陸の大草原。 空と大地。流れる川。夜空の星々。 その下で生きるひとりの女性の人生。 どこにもありそうでなさそうで、ただ生きることは過ぎゆくことで、美しい。