元気になれるまで

読んだ本の紹介とか ネタバレあり

ゼロの焦点

父の遺品にあったので、読んでみたら面白くて、一気に最後まで読めた。 主人公が理路整然とし過ぎではある。 戦争の色が濃く残る時代。 個人情報保護の思想も携帯電話もなし。 調べたら何度も映画化ドラマ化されていた。 ゼロの焦点(新潮文庫) 作者:松本 清…

勝田清孝の真実

久しぶりにこの手の本を読んだ。 例に漏れず、寂しいまま大人になって犯罪者になった人だった。 K町に縁があるので、筆者が、「こんな小さな町では全てを知られてしまって、繊細な前科者はとても生きていけない」と書いてくれて、どうしようもない悲しみを…

維新前夜の京をゆく新選組見聞録

2004年の大河ドラマ直前に発行された本。 20年前の京都の風景がカラーで見られる。 池田屋はパチンコ、祇園会所跡はコンビニ。 どちらももう無い。 新選組見聞録 維新前夜の京をゆく 京都新聞出版センター Amazon

俺は権現

最後の話読んだことがあった。 寂しさに耐えきれない気持ちになる。 新装版 おれは権現 (講談社文庫) 作者:司馬 遼太郎 講談社 Amazon

仕事と人生に効く教養としての映画

ちょうど黒澤監督、溝口監督、小津監督の映画をDVDで見た。 見た映画リストもつけてるし、このブログに感想も書いてる。 映画は面白い。 仕事と人生に効く教養としての映画 作者:伊藤 弘了 PHP研究所 Amazon

おひとりさまの最後の片づけ

フェイスブックを死後どうするか選べるシステムに驚きつつも、納得した。 今後はネット関係でこういうシステムが出来ていくんだろうと思う。 おひとりさま最後の片づけ やるべきこと・やらなくてもいいこと 作者:杉之原 冨士子 講談社 Amazon

新説宮本武蔵

短編集。 やっぱり面白い。 面白く書いてあるし、創作部分も多いと思うけど、歴史を何となく知れるのもいい。 有名な北辰一刀流の始祖の話を読めて嬉しかった。 新装版 真説宮本武蔵 (講談社文庫) 作者:司馬遼太郎 講談社 Amazon

映画監督たちの肖像

読みやすい文章で、日本の世情と映画がどう変わってきたかが感じられた。 映画を作る人は何か、分かっているものかと思っていたけど、偏った私情だらけの映画を撮っても、評価されるかされないは別問題だった。 「七人の侍」を見たくなった。 映画監督たちの…

新選組傑作選 誠の旗がゆく

元々2003年(新選組!の前の年)にまとめられたアンソロを、新選組はまだまだブームなので、映画「燃えよ剣」公開前の2020年に再出版された本らしい。 その商売根性、嫌いじゃない。 でも、字を大きくしたためか、何編か削られたらしく、せっかくなら全部読…

ペルシャの幻術師

司馬先生のデビュー作、他短編。 初期らしく、エグみが強め。 精神病患者が出てくるとそこに注目してしまう。 ペルシャの幻術師 (文春文庫) 作者:司馬遼太郎 文藝春秋 Amazon

坂の上の雲

何度か挫折しながら読了。 国は人のまとまりとして、大きくなり過ぎた。 しかし、個人では到底不可能であった領域まで干渉できるようになった。 人間は神になるには感情的な部分を捨てきれないでいるが、それが素晴らしいところだと思う。 合本 坂の上の雲【…

ふたりはともだち

かわいいふたりの愉快な日常。 春が来て夏が来て、秋が来て冬になったらおやすみなさい(冬眠)。 ずっとともだちなんだろうな。 ふたりはともだち (ミセスこどもの本) 作者:アーノルド・ローベル Bunka Publishing Bureau Amazon

童の神

虐げられた者たちが立ち上がり、戦う胸熱展開。 だけど、何もかもはうまくいかない。 もう少しエグみがあってもいい気がしました。 童の神 (時代小説文庫) 作者:今村翔吾 角川春樹事務所 Amazon

夢の燈影

新選組三部作、これが一番良かった。 短篇向きなのかもしれない。 私が。 夢の燈影 新選組無名録 (講談社文庫) 作者:小松エメル 講談社 Amazon

京都の映画80年の歩み

父の遺品から。 京都は映画の街だった。 私の生まれた年に出版されていた。 京都の映画80年の歩み (1980年) Amazon

歳三 往きてまた

周りに慕われまくる土方さん。 土方さんも、最後まで周りを愛していた。 歳三 往きてまた (文春文庫) 作者:秋山 香乃 文藝春秋 Amazon

沖田総司

沖田総司が大好きだったんだろうな、という一冊。 生命の輝きが眩しい。 結末は分かっていても泣きながら読みました。 沖田総司 (新人物文庫) 作者:大内 美予子 KADOKAWA Amazon

名残の雪

「幕末未来人」というドラマの原作。 タイムトラベラーもの。 幕末にタイムトリップして、新選組に入る。 今となってはありがちだけど、これが元祖かもしれない。 面白かった。 ドラマとは設定が違うらしい。 虹の裏側 (ふしぎ文学館) 作者:眉村卓 出版芸術社…

歳三の首

ミステリーとして面白い。 どんでん返しもあり、きれいにまとまっている。 永倉さんが強すぎるけど、それは史実なので納得。 歳三の首 (双葉文庫) 作者:藤井邦夫 双葉社 Amazon

沖田総司 新選組きっての天才剣士

聞いたことある話、全部載せの本だった。 珍しく土方さんが山南さんのことを尊敬していたけど、山南さんは土方さんが嫌いだった。 沖田総司 新選組きっての天才剣士 作者:松田 十刻 PHP研究所 Amazon

新選組戦場日記

永倉さんの「浪士文久報国記事」を原文、訳、解説を付けて分かりやすく解説。 講義を聴いている気分でした。 新選組戦場日記―永倉新八「浪士文久報国記事」を読む 作者:木村 幸比古 PHP研究所 Amazon

命がけの青春 新選組

さすがに読みやすくまとまっている。 挿絵も良い感じ。 でも土方さん山南さんの仲は悪い。 命がけの青春 新選組 (講談社 火の鳥伝記文庫) 作者:楠木誠一郎 講談社 Amazon

土方歳三の生涯

新選組展の講習で、同じ土方さんの書簡を紹介していたけど、やっぱり人によって全然違うことを読み取るんだな、と思った。 土方歳三の生涯 作者:菊地 明 新人物往来社 Amazon

新選組原論

新選組の研究本。 資料の中から真実を探す、大変な作業。 記憶も記録も間違いだらけだけど、集めて検証すれば、見えてくるものがある。 新選組原論―新選組研究バイブル (別冊歴史読本 (86)) 新人物往来社 Amazon

歳三からの伝言

近藤さんが御陵衛士に狙撃される所から始まるので、当然負け戦。 全体的に憐憫の情が湧く。 でもそこは土方歳三だから、勝ったり恋したり格好良かったり。 歳三からの伝言 (講談社文庫) 作者:北原亞以子 講談社 Amazon

薄桜鬼

恋愛ゲームのノベライズ。 設定を何となく知ってた。 意外と山南さんが重要な役。 新選組ものとして読むには、私にはオリジナル要素が強かった。 薄桜鬼 1 (B's-LOG COMICS) 作者:二宮 サチ KADOKAWA Amazon

牧師館の殺人

相変わらず面白い。 意表を突く。 ミス・マープルがかわいくも恐ろしくもある。 牧師館の殺人 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,羽田 詩津子 早川書房 Amazon

火影に咲く

幕末の志士と女性の物語いくつか。 といっても恋愛関係ばかりではない。 世の中の動きという大きなものと、心のひだという微小なものを優しく悲しく描いている。 これは、筆者は女性だろうな、と思ってしまったが、そういう考えこそ些末なものだろう。 火影…

土方歳三異聞 暗闇から

読み進めるうちに、だんだん平間さんとお孝さんが好きになってくる。 生きることは戦い。 土方さんはイケメン。 暗闇から―土方歳三異聞 作者:亞以子, 北原 実業之日本社 Amazon

エルマーのぼうけん エルマーとりゅう

エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)作者:ルース・スタイルス・ガネット株式会社 福音館書店Amazonエルマーとりゅう (世界傑作童話シリーズ)作者:ルース・スタイルス・ガネット株式会社 福音館書店Amazon賢くて勇気のある少年の物語。 りゅうに乗って…